アスカ工法

アスカ工法とは、従来の瓦葺工法の概念をうち破った画期的な工法です。
すなわち桟瓦の差込み側の裏にクボミをハメ込みロックする工法です。

その特徴は

耐久性、耐震性、耐風性に優れる
防虫処理を施された桟木を使用するため、100年以上の耐久性がある。又、瓦が縦桟木と横桟木にロックされているため、地震に非常に強い。
さらに、一枚一枚釘で固定すると強風にも強い。
短い工期でしかも美しい仕上り
1つの屋根を何人でも葺けるため土葺の3倍以上の工期短縮が可能。
又、安定性も抜群。
施工の標準化が可能
縦桟木と横桟木に嵌め込むだけなので職人の個人的な技能の差が出ず、美しい葺上がりが可能。

安定性

瓦の施工中はもちろん、建設工事中は、左官職人などいろいろな人が屋根にのぼります。完成後も何かとのぼる機会が多いですが、アスカ工法は、和型瓦独特の曲面を2点支持で完全に固定しますので、上に乗ってもぐらつくことはありません。

断熱性

最近“外断熱”が注目されています。瓦は従来からかなり断熱効果が有ると言われておりましたが、アスカ工法は、断熱材(自消性スチロール)が入れてある上、瓦と断熱材の間に空間があるため断熱性をさらに飛躍的に高めました。(土葺の約10〜20倍)

耐久性

良質の粘土瓦は屋根材としては最高の耐久性を持っています。良く焼きしまった物は1000年以上の耐久性があることが実証されていますが、風雪により、年を経ると野地、下地がいたんでくるため葺替の必要性が出てきます。アスカ工法は、タテとヨコをはさみこんでいるため地震、台風に非常に強い。木は水で濡れない限り100年や200年では腐りません。(江戸時代の建物(文化財)で実証済みです)

施工性・仕上り

従来、職人の技能にたよる所が多く、すき間がないことも重要ですが、タテの通り・ヨコの通り・ななめの通り(雁足)が通っているかがポイントとなります。そこで、アスカ工法は規格化されたユニットの縦横桟木に挟み込むだけで屋根寸法の瓦割も出来ているのであまり熟練していない職人が葺いても確実に縦・横・斜めが通るので、仕上りの標準化が可能です。

工期

横向きの施工が出来、ユニットをはってしまえば、桟木に瓦をはめこんでいくだけなので1つの面に何人でも施工できます。
特に大型物件などは、職人を大量に投入すれば驚くほどの工期短縮になります。

図面(PDF)

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瓦施工重量 (屋根地1平方メートルあたりの重量:当社調べ)
  本葺瓦
(土葺)
本葺瓦
(縦桟葺)
飛鳥一号
(縦桟葺)
飛鳥二号
(アスカ工法)
飛鳥三号
(アスカ工法)
125kg 125kg 119kg 72kg 65kg
桟木 2.8kg 2.8kg 3kg 3kg
葺土(漆喰) 175kg 53.2kg 52.2kg
葺重量 300kg 181kg 174kg 75kg 68kg

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