鬼瓦の製作工程 〜鬼師〜

粘土の焼成後の縮みを考えて、大きめの製作図面を用意する。

土台を製作。
後に罫びき線を引くために生土を利用する。

鴟尾の積上。
水平・垂直基準線を意識しながら土台に垂直に積上げていく。

鴟尾の模様はいろいろあるが、
代表的な数珠掛模様の枠と珠の製作。

棟の瓦積に合わせて鯉口の縦と横の寸法を決めていく。
一番大事な工程でもある。

粘土自体の重さで形が変形することがあるので、重心を後部に移動させてバランスとるために土台に傾斜をつける。

鴟尾の頭部は、型に合わせて正確に曲線を再現していく。

ひびや切れが入らないように長い時間自然乾燥により乾かしていく。

約3日間かけ徐々に焼成温度をあげ、冷却していく。
その後、燻化工程をへて、いぶしをかける。

1・2ヶ月の製作期間を経て作り出された完成品は文化財や歴史的建造物の屋根を飾るにふさわしい美しさを備えています。

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